今回の不信任案は、どうも、菅総理の能力が争点になっている気がしなし。 これは、昨年末から続く、小沢グループ VS 反小沢グループの「好き」「嫌い」の喧嘩にしか見えないからだ。
良くわからないのが、ちょうど一年前に小沢氏を道連れに辞任し、政界引退まで表明した鳩山前総理が、いつの間にかキャスティングボードを握るような立場になって、両陣営の間をウロウロしていることだ。
もう小沢、管、鳩山という中で、民主党の人事をたらい廻すのは止めにしてはどうか。
これも、議会制民主主義、国会議員が一国の首相を選ぶ制度の限界か?
自民党は、小泉政権以降、一年毎に首相を変えてきた。 これと全く同じ構造になっている。
引責辞任を迫る「小沢グループ」「鳩山グループ」から、辞任させた後、誰を首班指名するのか、全く聞こえてこない。 復興ビジョンや裏づけとなる財政をどうするのか、課題に対する答えが全く聞こえてこない。
この大事な時期に、このようなビジョンも提示しないまま、自分たちが指名した首相を引責辞任に追い込むという、国民不在の不毛な時間の浪費が、どうしても耐えられないのは、私だけではないだろう。
いずれにしても、菅内閣に在籍した小沢グループの5名が、既に辞表を提出した。
鈴木克昌(67才) 総務副大臣 愛知14区(衆院3回)、
三井辨雄(68才) 国土交通副大臣、北海道2区(衆院4回)
東祥三(60才) 内閣府副大臣、東京15区(衆院5回)
内山晃(57才) 総務政務官、千葉7区(衆院3回)
樋高剛(45才) 環境政務官、神奈川18区(衆院3回)
既に、混乱は動き始めた。
明日、自民党から提出された不信任案が採決される。
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