産業の栄枯盛衰は世の常。 かつて「鉄は国家なり」といわれて優秀な学生がこぞって就職した鉄鋼業界は、最早、青息吐息の状態だ。 更に産業のライフサイクルの回転が激しくなった今では、就職した会社が退職するまで優良企業であり続ける保証は全くありません。
さて、全米銀行協会が、今後10年で産業としてなくなってしまうと予測されるTOP10を発表しました。http://www.ibisworld.com/Common/MediaCenter/Dying%20Industries.pdf
もっともインパクトのある上位5つの産業は、
第1位: 通信業界(固定ケーブル)
過去10年で市場縮小率: -54.9%
今後5年間の縮小予測 : -37.1%
2010年市場規模: 154,094 $M
第2位: 製粉業界
過去10年で市場縮小率: -50.2%
今後5年間の縮小予測 : -10.1%
2010年市場規模: 54,645 $M
第3位: 新聞業界
過去10年で市場縮小率: -35.9%
今後5年間の縮小予測 : -18.8%
2010年市場規模: 40,726 $M
第4位: アパレル製造
過去10年で市場縮小率: -77.1%
今後5年間の縮小予測 : -8.5%
2010年市場規模: 12,800 $M
第5位: DVD, Game, Video レンタル
過去10年で市場縮小率: -35.7%
今後5年間の縮小予測 : -19.3%
2010年市場規模: 4,538 $M
特に通信業界、携帯事業は伸びていますが、なんと言ってもスカイプなどによるVoIP化で、音声に課金できなくなるのが、今までの事業モデルを覆してしまうほどのインパクトがあるだろう、と予測しています。
新聞も、印刷された紙を販売することによって情報に課金していた訳で、この紙の印刷、流通が、新規参入者にとって障壁となっていた訳ですが、今やインターネットの出現によって、情報流通のコストがとても小さくなっていて、かつてのように大手数社による寡占状態が維持できなくなるでしょう。
さて、夏本番は、インターンの時期でもあります。 今、人気のある企業ばかりでなはなく、無名でも面白そうな会社でインターンを経験してみるのも良いかも知れませんよ。
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