Thursday, April 16, 2015

日本マクドナルド 2015年業績予測発表 -他は

売上高が前期比10%減の2000億円、営業損益は前期の赤字67億円に対し、今期は250億円に拡大。最終損益は前期 218億円の最終赤字から、今季 380億円の最終赤字になるとの業績予測を発表。 131店舗の閉鎖を発表

とのニュースだったので、他社の業績も見てみました。

他も、良くありませんね。 よく言われているように、ファースト・フード業界自体が低迷しているようです。


Wednesday, April 15, 2015

中国のスタートアップ企業が、米Segwayを買収

中国企業は勢いがありますね。 Seawayと類似したパーソナルトランスポートを製造・販売していた北京のNinebot社が、Segway社から知的財産の侵害として米国市場での同社製品の販売差し止めで訴えられると、それではSegway社を会社毎買ってしまえ、ということになったようです。

it has also scored $80 million in funding from investors including Xiaomi, Sequoia Capital, and Shunwei Foundation

Ninebot社には、錚々たる企業がfundしていますね。
Segwayを買収してしまうという荒業は、こういった企業のバックアップなくしては実現できなかったでしょう。

ドラッグストア業界の再編? ツルハホールディングがレディ薬局を買収

北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0123095.html

「ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD、札幌)は13日、愛媛県を地盤とするスーパーのフジ(松山市)と共同で、四国最大手のドラッグストアチェーンであるレデイ薬局(同)を買収すると発表した。規模拡大により経営効率を高め、競争の激化する業界で勝ち残りを目指す。レデイを加えたツルハグループの店舗数は1581となり、マツモトキヨシHDを抜いて初めて全国首位に躍り出る。合算売上高も5千億円に迫り、全国首位をうかがう。
 買収は「株式公開買い付け(TOB)」と呼ばれる手法で7月13日までに行う。レデイへの出資比率はツルハが51%、フジが49%となり、ツルハがレデイの親会社となる。買収総額は約60億円。レデイは10月をめどに上場廃止となる。
 ドラッグストア業界の現在の売り上げ首位はマツキヨHDで、2015年3月期は4900億円を見込む。これに対し、ツルハがことし5月期決算で見込む売上高(4410億円)とレデイ薬局の2月期実績(545億円)とを合算すると4955億円となり、マツキヨを上回る見通し。」

 
 
これもTOBみたいですね。
こういう発表があると、株価は跳ね上がりますね。 1年前からつい昨日まで500円/株で取引されていたのに、今日は776円にまで急上昇しました。
 
第一回公開買付予定価格:   800円
第二回公開買付予定価格:1,000円


 
昨年度の財務諸表に基づいて、EV/ EBITDAを、ざっと計算すると6.68倍程度だから、妥当な買収価格なのでしょう。
(レディ薬局の株式の株式売買の判断は、自分で財務諸表を見て計算してくださいね。)
 
 
 


Wednesday, April 8, 2015

ベインキャピタルはお買物上手?

4月7日 ベイン・キャピタルがTOBにより、雪国まいたけの約77%の株式取得を完了したそうです。残りの発行済株式も6月までには、取得見込みとのこと。

TOB価格は20日の終値(207円)を18%上回る1株あたり245円で、総額95億円。

米国の投資ファンドの割に、ベインキャピタルは目の付け所が、しぶいと思います。

ベインキャピタルは、今年の2月17日にも、500億円で、「お台場大江戸温泉物語」など全国29カ所で温泉旅館や温浴施設を運営する大江戸温泉ホールディングスを買収すると発表していましたし、よほど、日本の同社パートナー・社員から信頼されているのでしょう。

ところで、雪国まいたけの財務をみてみると、想像していた程、よくありませんね。
まいたけはおいしいのに、、、

経営のQualityと商品のQualityがマッチしていない典型的な例ですね。

さて、投資会社は投資先の企業の経営をTurn Aroundさせなければいけませんが、
これからがベイン・キャピタルの真価の問われるところで、注目です。


Tuesday, April 7, 2015

「iPS発明国」の面目保つ富士フイルムの米社買収- とはどういう意味

先日ポストした富士フィルムによる米国ベンチャーの買収は、今、注目の再生医療関連だけあって、日経新聞も続報を出していますね。 でも、米国の企業を買収して、どうしてiPS発明国の面目が立つのでしょうか? 日経編集委員の 安藤淳さんの記事です。 良くわかりません。 米国企業に日本のベンチャー企業が買収されてこそ、面目が保てるのではないでしょうか? ところで、富士フィルムが買収したCellular Dynamics社は、2004年に創業して、2013年にNASDAQに上場しているんですね。 2014年通期は、売上がUS $16.7 million(対前年40%増)ですが、Net Incomeは、US $30 millionの赤字。 この会社が$307 millionで買収されるのですから、創業者や株主はHappyでしょうね。 富士フィルムは、これから買収効果をどう出していくのか、正に経営手腕の見せ所です。

Wednesday, April 1, 2015

富士フィルムが米国 iPS製造会社 買収を発表

米セルラー・ダイナミクス・インターナショナルを3億700万ドル(約370億円)で買収すると発表した。 セルラー社の2014年度の売上高が1670万ドル(20億円)で、iPS細胞を使った創薬支援では世界トップ。 富士フイルムHDは、化粧品や医療機器などに積極的に進出し、収益力を高めている。14年3月期連結決算で、本業のもうけを示す営業利益は1408億円だったが、かつて主力だったカメラやフィルムなどの事業は36億円で、全体の3%弱に過ぎない。医療機器やパソコンの液晶画面用フィルム、コピー機などの事業が会社を支える。 上手く、事業構造をかえていけている会社ですね。 2000年から舵をとる古森重隆・富士フイルムホールディングス会長・CEOの功績でしょうか?