Wednesday, July 13, 2011

各県知事の出身をみて、「脱官僚、地方自治」は無理だと思った

最近、県知事が良く新聞に出ますね。 橋本大阪府知事に噛みつかれた鳥取県知事だとか、玄海町のある佐賀県知事だとか。 それで、「あれ、結構中央官庁出身の知事が多いな」と思ったので、各都道府県知事の出身を調べてみました。 

すると、何と中央官庁出身の知事が多いことか、、、特に、地方交付税交付金をもらっている県程、中央官庁出身の比率が高いことが分かりました。 結局、地方で中央官僚出身者を首長に選んでおいて、「天下り反対、脱官僚、地方自治だ」を求めたって実現するわけないですよね。  国会議員にだけ、脱官僚を求めたって、足元でこんな事をしていたら無理ですよ。 調べて、かなりショックで脱力してしまいました。


ちなみに、順位は、県民1人あたりの地方交付税交付金の額が多い順です。

例えば、ここに島根県の4人家族と東京の4人家族がいます。

島根県の家族は、身の回りの環境を整えるために、毎年43.2万円もらえます。

一方、東京の4人家族は、2400円です。

島根県の大学生は、10万円をもらえますが、東京の大学生は、600円です。


勿論、これは、一般予算に組み込まれている交付金ですから、いわゆる原発関係の交付金とは別です。

この金額の差を多いとみるか、意外に少ないとみるか、どうでしょうか。。

何れにしても、交付金の額が少ない程、知事は、中央省庁出身かどうかに関係なく選ぶ、ということですね。


鶏と玉子、的な面もありますが、中央官僚から脱却して知事を選ばない限り、地方自治など実現しないと思います。

Friday, July 1, 2011

世界一の密集都市、 ヒートアイランド 東京は猛暑

今年は平年より東日本で3.8℃、西日本で3.3℃高く、上・中・下旬と旬毎の統計を取り始めた1961年以降、最高だそうです。 しかしなにより、節電の為、家でも、学校でも、スーパーやコンビニでも、空調や冷房が効いていないので、余計に熱く感じます。

そしてこの温度は、照り返しのない、芝生などの1.2m~1.5m上に設置された、風通しの良い百葉箱の中で、直射日光の影響を受けないようにして測定されますから、実際の体感温度は、はるかに測定、発表された気温より高くなります。

特に、ヒートアイランド化が指摘されるコンクリートで囲まれた首都圏は、非常に熱くなります。
(いや、本当に’熱く’なると思うのですよ、)

緑が欲しいところですが、なんといっても、世界中(北側先進国)で一番、東京は緑が少ないのではないでしょうか?
そこで、東京、ニューヨーク、ワシントン(米国首都)、ロンドン、ソウルをGoogleで調べてみました。

これが、東京

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これが、世界の大都会、ニューヨーク

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有名なセントラルパークが、見えますね。

これが、米国首都のワシントン

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さすがに、緑が沢山ありますね。 ワシントンは、周辺緑化に大変熱心です。


そして、ロンドン

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ロンドンも古くから都市化の進んだ街で、近年さらに密集化の勢いが増してすが、公園を愛する国民性らしく、ところどころに緑が見えますね。


最後にソウルです。

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日本の場合、関東平野に、如何にきめ細かく、多くの建物や道路が作られ、緑がすくないかが分かります。

東日本大震災で被災された方は、40万人もいらっしゃいます。 未だ、避難所で生活されていますから、一刻も早い社会基盤の復旧が必要でしょう。

しかし、東京にも、1300万人が住んでいます。神奈川、千葉、埼玉を含めると、35,350万人が、電力が足りない中で、「電気難民」と化しています。 もっと少ない電力でも、恒常的に快適に暮らせるよう、都市緑化に投資をしても良いのではないでしょうか?