Wednesday, March 28, 2012

新しく仕事を頑張ろうかな、と思う時に見る映画「恋とニュースの作り方」

この映画は、主人公の28才の女の子(?)、ベッキー・フラーが務めていた地方放送局をリストラされちゃうところから始まる。



すると、仕事をクビになった娘に、母親がこう言うんだ。

-Honey, you think the Today show is gonna call you up and hand you a job, you have since you were eight. And it’s not gonna happen.
(ねえ、あなた、ある日突然’Today Show’みたいな一流の番組から電話があって、突然仕事をゲットできるなんて思ってるでしょう、8歳のときから。でも、そんな事起こらないの。)

-I don’t. I know that. I do, I get it.
(そんな事思ってないって。本当よ。 わかってるわよ。)

-This is partly my fault. I let your father get your hopes up. He was not a happy person. Let’s face it. When he saw you aim high, he started to feel better about himself. So, I never said anything.
(まあ、私のせいでもあるんだけどね。 お父さんが、あなたに夢を大きくもてって言ってても自由にさせてたの。 お父さんは、ハッピーパーソンじゃなかったの。 それを認めなくちゃ。 お父さんは、あたなが夢を大きく持つことで、自分も何だか良くなってる気がしたのよ。  私はそれに何も言わなかったわ。)

-What are you saying?
(何言ってるの?)

-You had a dream, you know, Great. When you were eight, it was adorable. When you were 18, it was inspiring. At 28, it’s officially embarrassing. And I just want you to stop before we get to heartbreaking.
(夢を持ってたでしょう。 素晴らしいわ。 8歳だったら、ものすごく可愛いわよ。 18歳だって、すごいじゃない。 でも28歳にもなって、恥ずかしいでしょう。 本当につらい思いをする前に、そういうの止めて欲しいの。)

さて、それでベッキー・フラーは履歴書を送りまくって、連絡のあったテレビ局の面接まで行くんだけど、面接官がこういうんだ。

-You’re too young for executive producer.
(君は、このエグゼクティブ・プロデューサーには、若すぎるね。)

それに4年制じゃなくて、3年制の大学しか出ていないことでもバカにされてしまいます。

そこで、ベッキー・フラーは、
-I work harder than anyone else. I’m in first, I’m out last.
(私、誰もよりも一生懸命働きます。 誰よりも早く出社して、最後に退社します。)

- I know a shitload more about news than someone whose daddy pays them to smoke bongs and talk semiotics at Harvard.
(たとえばハーバード大学で親の仕送りで、(麻)薬をやって、記号論なんかを語ってるような誰かなんかより、ニュースについては、メチャメチャ知ってます。)

-And I devote myself completely to my job. It’s what I do. It’s all I am. You can ask anyone.
(仕事に誠心誠意つくします。 そうするんです。 それが自分なんです。 誰に聞いてもらっても良いです。)

面接官は、
-Well, that’s uhh embarrassing.
(うーん、 そこまで言うとは、、、、恥ずかしくない?)

という感じ。 

まさに面接で ’体力と熱意なら誰にも負けません’ という、という最も困り物のアピールを、そのまんま、しちゃう感じ。ハーバードも、こんなに言われちゃ、白熱教室のサンドラ教授もがっかり、って感じだけど、前職のリストラが、ハーバード卒を採用するから、君は不要、ということだったので、やっぱり学歴の壁は厳しい、、、

でも、そこは、ハリウッド映画。こんな風に面接官が言っても、けっきょく仕事を任されちゃうだけど、そこからは視聴率を上げるのと、昔堅気で、すっかり落ち目の報道一筋ニュースキャスター(ハリソンフォード)との板挟みになって、四苦八苦するんだけど。。。。それと、あまりにも仕事熱心で、彼氏との関係もぎくしゃくしたり、、、

でも、一生懸命やってる姿ってすがすがしいし、なによりもハッピーエンドなのがハリウッド映画らしく、見た後もすっきりするので、「さて、自分も仕事を頑張ってみるかな」と元気をくれる映画です。

こういのは、とてもいいな~。

ところで、邦題「恋とニュースのつくり方」って、もうちょっと何か、つけようがあったんじゃなかな~?この題名のせいで、観る人を減らしている気がする。

原題は「Morning Glory」、早朝番組を担当するところから物語が始めるので、「朝顔」ってつけたんだね、、、

まあ、直訳して「あさがお」ってつけると、これってNHKの朝の連続テレビ小説みたいな感じがする。こういうつけ方もあったんじゃないか、、、と。
いや、いずれにしても、ちょっとセンスないか、 スミマセン。

Wednesday, March 14, 2012

はやぶさ2 プロジェクト

もう約1年前になる、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから無事、サンプルを持ち帰って帰還したのは。

イトカワは、地球軌道と火星軌道を横断する直径330mの小惑星。 7年もの歳月をかけて、2回着陸。 うち1回で、表面の物質を採取して帰還してきたわけだ。

映画化もされていて人気の高いこの「はやぶさ」の後継プロジェクト「はやぶさ2」の予算化が難航しているらしい。

2012年度70億円の要求に対して30億円の予算しかつかなかったらしい。

「はやぶさ2」計画の実現には、「探査機の設計・製作費が約160億円、H2Aロケットの打ち上げ費用が約100億円。その後7年間の予定の運用費などが約30億~40億円で、トータルでは約300億円が必要」とJAXA(宇宙航空研究開発機構)プロジェクトマネージャーの吉川真准教授は説明する。現在は計60億3000万円しか確保できておらず、かなり苦しい。(週刊プレ )


米国では、再び人類を月面に送る計画を中止したが、オバマ大統領はそれよりもアグレッシブな火星探査を推進しようとしている。 2010年にケネディー宇宙センターでの講演。

"By 2025, we expect new spacecraft designed for long journeys to allow us to begin the first-ever crewed missions beyond the Moon into deep space. So we'll start - we'll start by sending astronauts to an asteroid for the first time in history."

"By the mid-2030s, I believe we can send humans to orbit Mars and return them safely to Earth. And a landing on Mars will follow. And I expect to be around to see it."

こう言いつつ、2013年度予算は、2012年のUSD 1.5BからUSD 1.2Bに削減するプランを提出したところだから、科学技術の予算化は紆余曲折がつきもの、という事か。
(いや、それでも削減したといっても、すごい予算規模だ。)

しかし、こういう’科学’に、苦しい財政事情の中でどれだけ予算をつけられるかは、割と国のトップの説明の仕方にかかっているように思う。

日本では、首相が科学技術にコミットするなんて期待でいないな~。




小惑星と聞くと、月や火星よりもずっと地味に聞こえるけど、いや実は、もっと利用価値があるのは、小惑星なんだ、ということをこの科学SF漫画は教えてくれている。ためになるな~。 発行は2010年とハヤブサの帰還前なんだけど、ちゃんとハヤブサの事も触れてあるよ。



ハヤブサ2は、2014年の打ち上げ予定。  ぜひ、実現してほしいな。

Saturday, March 10, 2012

「維新の会 船中八策を討議」 橋本市長とケネディー大統領

大阪維新の会では、、大阪維新の会の綱領とできるように船中八策として、たたき台を討議した、と報道されています。 内容は、首相公選制や、廃止を含めた参院改革、憲法9条改正の是非を問う国民投票の要件緩和、などなど、とか。


それぞれの内容の議論は別にして、大変、面白いですね。


「国が君に何をしてくれるかではなくて、君が国になにを出来るかが大切だ」
Ask not what your country can do for you,
ask what you can do for your country.

で有名な第35代 米国大統領 John F Kennedy は、こんなことも言っています。


「誰でも人と違う価値を生み出す事ができる、だから皆がそうするべきだ。」
One person can make a difference, and everyone shoud try.


今、国レベルの政治では、折角期待していた民主党も、今では自民党と全く同じで、消費税増税にしても、年金などの社会保障、沖縄問題にしても、主張に全く違いがありませんね。 


前回衆議院選で公約した無駄の削減など、なに一つできなかった。本当は、消費税をあげる前に、無駄を削って財布をしめる、使うところは効率よくお金を使う、というようなシステムに作り替えないと、いくら増税しても、又足りなくなってしまいます。 事実、段階的に消費税をあげて、当面は10%だと言われていますが、しかし、10%でも足りない、という声が既に出ています。

橋本氏は、大阪で、それこそ無駄な歳出削減を進めたり、というムーブメントを起こして、その勢いを、国政レベルに広げようとしていますね。 この「大阪発」というも良い。 すべてが東京発ではなくて、大阪からもどんどん、発信してもらった方が良いに決まっています。 


そして、東京が駄目でも大阪が、その次は、福岡、名古屋、というように、日本ももっと色々な都市が、個性を出して、色々なやり方、選択肢がある社会になるべきだと思いますね、

その一歩としても、橋本大阪市長には注目です。


そういえば、中田元横浜市長は、次の一手はどうするのだろう?

Tuesday, March 6, 2012

なでしこJapan 米国に勝利。 米チーム激賛

昨日のサッカー、なでしこジャパンとUSの試合は見ごたえがありましたね。


米国女子代表監督も激賛してます。

"I think they played like the best team in the world," U.S. coach Pia Sundhage said. "They keep possession and controlled the attack."

フォワード、Abby Wambachの談。

"The Japanese team is fantastic. They have so many great players. They keep such good possession that it's really difficult to get a rhythm because you don't have as much possession as you normally do."

特に1-0の勝利は価値があって、米国チームが0点だったのは、2008年11月の韓国戦以来、58試合ぶりだったそうです。

4月1日に再度、仙台でExhibisionMatchをやるそうです。

親善試合とはいえ、次回は、今回にまして、見ごたえのある試合になるでしょう。

そういえば、ソースは、US TODAY。

インターネットで直接米紙が読めるようになったのは、本当に便利ですね。

http://www.usatoday.com/sports/soccer/story/2012-03-05/united-states-women-lose-to-japan/53368032/1#uslPageReturn

Wednesday, February 22, 2012

映画 The Social Network でMark Zackerbergが飲んでいたお酒

彼女に振られた腹いせに、Facebookの創業者 Mark ZuckerbergがHarvard在学中、近くの大学のキャンパスシステムをハックしまくった時に飲んでいたお酒。

映画であまりにもおいしそうだったので作って飲んでみたら、非常においしかった。

作り方はとても簡単。 グラスに氷を沢山いれて、そこにジンをいれて、オレンジジュースで割るだけ。

ジンといえば、GILBEYやGORDONなど、有名なのが色々あるけど、どうせオレンジジュースで割ってしまうのだから、何でもOK。

比率はお好みで. 料理しながら飲むのに丁度良い、という感じで、すごく気にいっています。


Thursday, January 19, 2012

スティーブ・ジョブズ 'Motivations matter.'

彼の話はもう食傷気味でしょうか?

それでも、彼の話に興味をもつのは、やはり彼の人生が、まるで嵐のように浮き沈みの激しい連続で、それを見事に乗り越えて、世界に大きな功績を遺したからではないでしょうか?

一度は、Microsoftの軍門に完全に下ったと思ったApple. それが、iPod, iPhoneとそのセンターとなるiTunesなど、新しいデバイスと枠組みによって、今では完全にMicrosoftを凌駕してしまった。

いや、いまだってPCのOSは圧倒的にWindowsだ。 しかし、マイクロソフト社は、自分で何かを創造したことがない、と生前のSteve Jobsの批判はとまるところをしらなかった。 
結局、iTunesの二番煎じのマイクロソフト社のZuneは、成功しなかった。

Steve氏が言う。

'The older I get, the more I see how much motivations matter. The Zune was crappy because the people at Microsoft don't really love music or art the way we do. We won because we personally love music. We made the iPod for ourselves, and when you are doing something for yourself, or your best friend or family, you're not going to cheese out. If you don't love something, you're not going to go the extra mile, work the extra weekend, challenge the status quo as much.'

本当にそうだな~、と思う。 

お、そういえば、日本の電機メーカーで、一時はSteveの尊敬するカリスマ経営者のもと、世界の音楽市場を支配した会社があったような気がする。。。。。いや、この会社だけのことじゃないかもしれない。

Wednesday, January 11, 2012

It could be worse? もっと悪かったかも知れない?

共和党の大統領候補者指名選挙でMitt Romney氏がIowaに引き続きNew Hampshireでも勝利しましたね。

その勝利宣言の中に、こんな一節があります。

 
’(民主党の)オバマ大統領は、毎朝起きるとアメリカ中を見渡して誇らしげに言うのさ。
 「もっと悪かったかもしれない」ってね。’
 
President wakes up every morning, looks out across America and is proud to announce, “It could be worse.”


肝いり公共投資による景気刺激策でも、一向に失業率が改善しないことに対してオバマ大統領が言う決まり文句を批判しています。

そして、


’「もっと悪かったかもしれない」だって? それがアメリカ人であるってことじゃないだろう。
 冗談じゃないよ。 僕らがアメリカ人だっていうのは、(将来が) 今よりも良くなっていなくちゃいけな
 いし、又、そうなるっていうことを絶対的に信じているからなんだ。’
It could be worse? That isn't what it means to be an American? It could be worse?
Of course not.  What defines us as Americans is our unwavering conviction that we know it must be better and it will be better.

そして支持者が一斉に共感の拍手で盛り上げるんですよね。


それにしても、力強いコメントですよね。 今よりも将来が良くなると思っている日本人がどれくらいいるかと思うと、この力強い単純なまでの信念には却って、敬服してしまいますし、こういうことを公衆に宣言する指導者に頼もしさを感じたりもします。

野田首相が突然、こんな事を言いだしも、全然説得力がないし、戦後初めて、経済成長を目指さない枝野経産大臣を組閣している日本とは、政治の指導者が大違いです。