Thursday, January 19, 2012

スティーブ・ジョブズ 'Motivations matter.'

彼の話はもう食傷気味でしょうか?

それでも、彼の話に興味をもつのは、やはり彼の人生が、まるで嵐のように浮き沈みの激しい連続で、それを見事に乗り越えて、世界に大きな功績を遺したからではないでしょうか?

一度は、Microsoftの軍門に完全に下ったと思ったApple. それが、iPod, iPhoneとそのセンターとなるiTunesなど、新しいデバイスと枠組みによって、今では完全にMicrosoftを凌駕してしまった。

いや、いまだってPCのOSは圧倒的にWindowsだ。 しかし、マイクロソフト社は、自分で何かを創造したことがない、と生前のSteve Jobsの批判はとまるところをしらなかった。 
結局、iTunesの二番煎じのマイクロソフト社のZuneは、成功しなかった。

Steve氏が言う。

'The older I get, the more I see how much motivations matter. The Zune was crappy because the people at Microsoft don't really love music or art the way we do. We won because we personally love music. We made the iPod for ourselves, and when you are doing something for yourself, or your best friend or family, you're not going to cheese out. If you don't love something, you're not going to go the extra mile, work the extra weekend, challenge the status quo as much.'

本当にそうだな~、と思う。 

お、そういえば、日本の電機メーカーで、一時はSteveの尊敬するカリスマ経営者のもと、世界の音楽市場を支配した会社があったような気がする。。。。。いや、この会社だけのことじゃないかもしれない。

Wednesday, January 11, 2012

It could be worse? もっと悪かったかも知れない?

共和党の大統領候補者指名選挙でMitt Romney氏がIowaに引き続きNew Hampshireでも勝利しましたね。

その勝利宣言の中に、こんな一節があります。

 
’(民主党の)オバマ大統領は、毎朝起きるとアメリカ中を見渡して誇らしげに言うのさ。
 「もっと悪かったかもしれない」ってね。’
 
President wakes up every morning, looks out across America and is proud to announce, “It could be worse.”


肝いり公共投資による景気刺激策でも、一向に失業率が改善しないことに対してオバマ大統領が言う決まり文句を批判しています。

そして、


’「もっと悪かったかもしれない」だって? それがアメリカ人であるってことじゃないだろう。
 冗談じゃないよ。 僕らがアメリカ人だっていうのは、(将来が) 今よりも良くなっていなくちゃいけな
 いし、又、そうなるっていうことを絶対的に信じているからなんだ。’
It could be worse? That isn't what it means to be an American? It could be worse?
Of course not.  What defines us as Americans is our unwavering conviction that we know it must be better and it will be better.

そして支持者が一斉に共感の拍手で盛り上げるんですよね。


それにしても、力強いコメントですよね。 今よりも将来が良くなると思っている日本人がどれくらいいるかと思うと、この力強い単純なまでの信念には却って、敬服してしまいますし、こういうことを公衆に宣言する指導者に頼もしさを感じたりもします。

野田首相が突然、こんな事を言いだしも、全然説得力がないし、戦後初めて、経済成長を目指さない枝野経産大臣を組閣している日本とは、政治の指導者が大違いです。