グラフにしてみると良くわかる。
日本国憲法下で、現在までに日本の総理大臣になった人は30人。
このうち、米国大統領の一期にあたる4年を超えて在職した総理大臣は5人しかいない。
1950年代の 吉田茂
1960年代の 池田勇人、佐藤栄作
1970年代は、なし
1980年代の、中曽根康弘
1990年代は なし
2000年代は 小泉純一郎
となる。
因みに、米国大統領は、よほどのことがない限り2期8年在職するが、8年を超えて総理大臣を務めた人は、一人もいない。
3年以上在職した総理大臣でも岸伸介元総理が入って6名になるだけで、後の24名は、ほぼ2年未満で辞任している。
これは、よほどのリーダーでない限り、2年間在職することが出来ない仕組みになっていると考えた方が妥当ではないだろうか?
そして、この2年という短い在職期間で、何事かリーダーシップを発揮して、成し遂げるというのは極めて難しい。 特に、官僚などのスペシャリストが、どうせ2年で変わる首相の意向を組んで、大きく方針を変更する、ということは考えられない。
この制度を変更しないかぎり、首相にリーダーシップを求めるのは難しいだろう。
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