Monday, April 15, 2013

新入社員のみなさんへのアドバイス

最近、駅のホームなどで、新入社員と思われる、真新しいスーツを着た、若い男性や女性を多く見かけますね。 これから社会人として頑張るぞ!という感じが溢れていて、こちらまで元気が出てきます。 色々な人から、色々なアドバイスをもらって、自分を成長させていってくださいね。 ということで、ちょっとだけアドバイスを、好きな本の中から。 もう大分前に流行った本に、「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」というのがあります。 (原題:Letters of A Businessman To His Son) 彼の息子への最初のアドバイスは、 I would suggest you bang on its door first, not wait around for it to come knocking at yours. (成功のドアは自分で叩きなさい、それが来てくれて、君のドアを叩いてくれるのを待っていないで。) です。 日本には、「果報は寝て待て」とか、「慌てる乞食はもらいが少ない」とか、とかく受け身で、辛抱強く待つ方が良い、ということわざも多いけど、やっぱり社会に出たら、自分から動かないと、何も始まらない、という事だと思います。 若いうちは、(特に入社2~3年目は)、失敗しても、キャリアで致命的なことになんてならないから、 伸び伸びと頑張って欲しいな。

Wednesday, April 10, 2013

スティーブ・ジョブズのプレゼン力

彼のプレゼンが上手だというのは有名で解説本も沢山でていて、真似している人も多いと思いますが、なかなか、あのレベルにいけない、という人が多いんじゃないでしょうか?
私が、スティーブ・ジョブズ氏の、最も素晴らしいプレゼンだと思ったのは、製品発表のプレゼンではありません。
1997年、アップル社に復帰したジョブズ氏がした、プレゼンです。 これが彼の中で、一番タフなプレゼンだったのはないでしょうか?

だって、聴衆は、「Apple社は、潰れてしまうんじゃないか」と思っている、アップル信者。
ジョブズ氏復活後の躍進を知っている現在から見ると想像も出来ないかもしれませんが、あの当時、誰もがアップルは終わった、潰れる、と思っていました。

理由は、Windows 95がGUIをサポートした事で、Apple(MacOS)の優位性が無くなったのと、Windows Officeの Excel, Word, PowerPointの3点セットがなかった事で、Appple端末は、綺麗に会社のPCから、瞬く間に消えていきました。
(ご存知のように、これをKiller Applicationと言いますが、この為に消えていった技術が、ワープロでした。 未だに、操作性は当時のワープロの方が上だと思いますが、あっという間に市場から消えました。 アップルも、こうなると誰もが信じていました。)

それでも、アップルとMAC OS の復活に期待するApple信者に、この日、ジョブズ氏は、Microsoftとの提携を受け入れてもらう為のプレゼンをしたのですから。 間違えば、Apppleは、ついにMicrosoftに負けたと思われて、見放されていたところでした。

そうなれば、本当に、会社は潰れていたでしょう。

そういう最大の危機にあった時にしたプレゼンですから、全体の構成が非常に良く出来ています。
荒削りのところもありますが、このプレゼンから、多くの事を学ぶことができると思います。