米HPのCEO Leo Apotker氏の解任が噂されています。 昨年11月にCEOに就任してから、株価が47%も下がった、というのが解任の理由らしいです。
しかし、独SAP社の前CEOであった彼のやろうとしていることは、非常に真っ当に思えます。
看板であったコンシューマー向けPC事業をSPIN OFFして、独立させて自由度を高めると同時に、残りの法人向け事業のクラウド化、サービス化に全力を挙げる、というものです。
また、その為にWebOSという独自OSをもつAutonomy社を10.3Bドルで買収し、ハードウェアの会社から、ソフトウェア事業への転換をはかろうというものでした。
この事業構造の転換は、NECや、日立、富士通などの日本のメーカーも志向していますね。 でも、変革はHPに比べると、非常に緩やかです。
まだ、1年もたっていないのに解任とは、如何に米国企業が株価に敏感か、ということが良くわかります。
一方で、よくも悪くも、日本のIT企業は、ゆっくりしています。
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