この映画は、主人公の28才の女の子(?)、ベッキー・フラーが務めていた地方放送局をリストラされちゃうところから始まる。
すると、仕事をクビになった娘に、母親がこう言うんだ。
-Honey, you think the Today show is gonna call you up and hand you a job, you have since you were eight. And it’s not gonna happen.
(ねえ、あなた、ある日突然’Today Show’みたいな一流の番組から電話があって、突然仕事をゲットできるなんて思ってるでしょう、8歳のときから。でも、そんな事起こらないの。)
-I don’t. I know that. I do, I get it.
(そんな事思ってないって。本当よ。 わかってるわよ。)
-This is partly my fault. I let your father get your hopes up. He was not a happy person. Let’s face it. When he saw you aim high, he started to feel better about himself. So, I never said anything.
(まあ、私のせいでもあるんだけどね。 お父さんが、あなたに夢を大きくもてって言ってても自由にさせてたの。 お父さんは、ハッピーパーソンじゃなかったの。 それを認めなくちゃ。 お父さんは、あたなが夢を大きく持つことで、自分も何だか良くなってる気がしたのよ。 私はそれに何も言わなかったわ。)
-What are you saying?
(何言ってるの?)
-You had a dream, you know, Great. When you were eight, it was adorable. When you were 18, it was inspiring. At 28, it’s officially embarrassing. And I just want you to stop before we get to heartbreaking.
(夢を持ってたでしょう。 素晴らしいわ。 8歳だったら、ものすごく可愛いわよ。 18歳だって、すごいじゃない。 でも28歳にもなって、恥ずかしいでしょう。 本当につらい思いをする前に、そういうの止めて欲しいの。)
さて、それでベッキー・フラーは履歴書を送りまくって、連絡のあったテレビ局の面接まで行くんだけど、面接官がこういうんだ。
-You’re too young for executive producer.
(君は、このエグゼクティブ・プロデューサーには、若すぎるね。)
それに4年制じゃなくて、3年制の大学しか出ていないことでもバカにされてしまいます。
そこで、ベッキー・フラーは、
-I work harder than anyone else. I’m in first, I’m out last.
(私、誰もよりも一生懸命働きます。 誰よりも早く出社して、最後に退社します。)
- I know a shitload more about news than someone whose daddy pays them to smoke bongs and talk semiotics at Harvard.
(たとえばハーバード大学で親の仕送りで、(麻)薬をやって、記号論なんかを語ってるような誰かなんかより、ニュースについては、メチャメチャ知ってます。)
-And I devote myself completely to my job. It’s what I do. It’s all I am. You can ask anyone.
(仕事に誠心誠意つくします。 そうするんです。 それが自分なんです。 誰に聞いてもらっても良いです。)
面接官は、
-Well, that’s uhh embarrassing.
(うーん、 そこまで言うとは、、、、恥ずかしくない?)
という感じ。
まさに面接で ’体力と熱意なら誰にも負けません’ という、という最も困り物のアピールを、そのまんま、しちゃう感じ。ハーバードも、こんなに言われちゃ、白熱教室のサンドラ教授もがっかり、って感じだけど、前職のリストラが、ハーバード卒を採用するから、君は不要、ということだったので、やっぱり学歴の壁は厳しい、、、
でも、そこは、ハリウッド映画。こんな風に面接官が言っても、けっきょく仕事を任されちゃうだけど、そこからは視聴率を上げるのと、昔堅気で、すっかり落ち目の報道一筋ニュースキャスター(ハリソンフォード)との板挟みになって、四苦八苦するんだけど。。。。それと、あまりにも仕事熱心で、彼氏との関係もぎくしゃくしたり、、、
でも、一生懸命やってる姿ってすがすがしいし、なによりもハッピーエンドなのがハリウッド映画らしく、見た後もすっきりするので、「さて、自分も仕事を頑張ってみるかな」と元気をくれる映画です。
こういのは、とてもいいな~。
ところで、邦題「恋とニュースのつくり方」って、もうちょっと何か、つけようがあったんじゃなかな~?この題名のせいで、観る人を減らしている気がする。
原題は「Morning Glory」、早朝番組を担当するところから物語が始めるので、「朝顔」ってつけたんだね、、、
まあ、直訳して「あさがお」ってつけると、これってNHKの朝の連続テレビ小説みたいな感じがする。こういうつけ方もあったんじゃないか、、、と。
いや、いずれにしても、ちょっとセンスないか、 スミマセン。
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