Saturday, January 19, 2013

<Book Review> 阿川佐和子 「聞く力:心をひらく35のヒント」

阿川佐和子って、魅力的な女性ですね。


素直に生きてきたんだろうな、という感じが伝わってきます。


あんな風になりたいな、と思っている人も多いんじゃないかな?


そんな阿川さんが、「聞く力:心をひらく35のヒント」というのを書いた、2012年70万部発行というので買って、読んでみました。



本屋さんで、いまだに平積みになっているので、これは名著かも、、、と思い。。。。




ところが、内容は、思っていたもの(題名や目次に書いているもの)とは、全く違いました。


いや、 目次は、しっかりと35のヒントになっている。


1.面白そうにきく

2.メールと会話は違う

3.自分の話を聞いて欲しくない人はいない  等々


そう思って、各章で、しっかり頭にいれて、それから中身を読むと、なるほど、そんな事も言っているかな、といいう感じ。



そこで、アマゾンとかの書評をを見てみたら、やっぱり、低評価をしている人も沢山。
(いや、順番が逆ですね。。。)


例えば書評の例;


「ほとんど著者のインタビュー思い出話で、タイトルと内容のギャップが大きいです。

エピソードには、「たまたまうまくいった好例」も多く登場するのですが、なぜうまくいったのか掘り下げられていないので、ヒントとして参考にしづらく、「ああ、よかったのね」という感想になってしまいがち。。。」

という感じ。 いや、その通り。 

もし内容に合わせた題名にすると


「阿川佐和子のインタビュー泣き笑い」って感じでしょうか?


色んな対談の苦労話がのっていて、そう思うと楽しく読める。

でも、これだと、こんなに売れなかっただろうな。。。
これは、題名と章だてを考えた出版社の戦略勝ちだな~。



結局、皆、阿川さんのように好感度があって、人とコミュニケーションが出来る人になりたな~

と思って買っているのだから、きっと「35のヒントが整理されている」なんて思わないで、


本全体にちりばめられいる、様々なゲストとの対談の経験を通して、自分で、あー、こんな感じかな、って、つかむしかないのかな?

欲張らないで(期待値を高くしなくて)、そう思って読むと、それなりに感じ取れるところはあるな~。
何ていったって、苦労話のエピソード自体は面白いし。。。