阿川佐和子って、魅力的な女性ですね。
素直に生きてきたんだろうな、という感じが伝わってきます。
あんな風になりたいな、と思っている人も多いんじゃないかな?
そんな阿川さんが、「聞く力:心をひらく35のヒント」というのを書いた、2012年70万部発行というので買って、読んでみました。
本屋さんで、いまだに平積みになっているので、これは名著かも、、、と思い。。。。
ところが、内容は、思っていたもの(題名や目次に書いているもの)とは、全く違いました。
いや、 目次は、しっかりと35のヒントになっている。
1.面白そうにきく
2.メールと会話は違う
3.自分の話を聞いて欲しくない人はいない 等々
そう思って、各章で、しっかり頭にいれて、それから中身を読むと、なるほど、そんな事も言っているかな、といいう感じ。
そこで、アマゾンとかの書評をを見てみたら、やっぱり、低評価をしている人も沢山。
(いや、順番が逆ですね。。。)
例えば書評の例;
「ほとんど著者のインタビュー思い出話で、タイトルと内容のギャップが大きいです。
エピソードには、「たまたまうまくいった好例」も多く登場するのですが、なぜうまくいったのか掘り下げられていないので、ヒントとして参考にしづらく、「ああ、よかったのね」という感想になってしまいがち。。。」
という感じ。 いや、その通り。
もし内容に合わせた題名にすると
「阿川佐和子のインタビュー泣き笑い」って感じでしょうか?
色んな対談の苦労話がのっていて、そう思うと楽しく読める。
でも、これだと、こんなに売れなかっただろうな。。。
これは、題名と章だてを考えた出版社の戦略勝ちだな~。
結局、皆、阿川さんのように好感度があって、人とコミュニケーションが出来る人になりたな~
と思って買っているのだから、きっと「35のヒントが整理されている」なんて思わないで、
本全体にちりばめられいる、様々なゲストとの対談の経験を通して、自分で、あー、こんな感じかな、って、つかむしかないのかな?
欲張らないで(期待値を高くしなくて)、そう思って読むと、それなりに感じ取れるところはあるな~。
何ていったって、苦労話のエピソード自体は面白いし。。。